クレジットカードによる納付

税理士の中島康夫です。
2017年1月から、所得税・消費税・相続税・法人税・贈与税・たばこ税など全30税目でクレジットカードによる納付が可能となりました。便利な世の中になりましたね。

クレジットカード納付によるメリット

パソコンやスマートフォンなどインターネットに繋がった端末から気軽にクレジットカードにて納付することが可能です。
・パソコンやスマートフォンで手軽に納付することができる為、多忙な方でもちょっとした時間で税金を納めることができます。日中お仕事で忙しい方や、クレジットカードのポイントをためたい方などに良いですね。また、金利手数料は発生しますが、分割払いにも対応しているようです。

デメリットとしては

決済手数料がかかります。1万円以下は税別76円＋消費税、以後1万円ごとに税別76円＋消費税を加算されます。
注意点としては
ネット限定の決済手段です。利用可能な納付額は、１度の手続につき1,000万円未満、且つ、クレジットカードの決済可能額以下の金額（決済手数料含む）。
納付が完了しても領収証書は発行されません。
クレジットカードで納付をした場合、納付済の納税証明書の発行が可能となるまで、3週間程度かかる場合があります。
「国税クレジットカードお支払サイト」での納付手続が完了すると、その納付手続の取消ができません。
納付手続の完了後、納付済となった国税については、納税の猶予等を受けることはできません。
※事前に準備するものとしては税目や納付額のわかる申告書等、クレジットカードが必要となります。以上のようにクレジットカードによる納付をする事でメリット・デメリットありますが、
注意すべき点を事前に確認することにより、問題なくクレジットカードによる決済を利用できます。また、ある税目はクレジット払い、他の税目に関しては現金払いといった納付方法も可能なので利便性と注意点を考慮し、クレジット払にて納付されても良いかと思います。